社会を動かす、エンジンでありたい

平成29年9月度見学会報告

開催日:平成29年9月18日(月・祝)

開催時間:13時00分〜16時45分

見学先:京都鉄道博物館

参加者:47名

概要:京都鉄道博物館内を副館長他3名の職員に詳しい解説を聞きながら見学(SL車庫、メンテナンス場、博物館内他)

数多くの貴重な車両や展示物について詳しい解説を聞きながら見学することができ、楽しく過ごすことができた。技術的・専門的な質問に対し一つ一つわかりやすく回答をいただき、非常に理解が深まった。見たいものが非常に多く、見学会の時間内にとても全部の展示を観覧しきれなかったので、また来たいという感想がありました。


 


平成29年7月度例会報告

開催日:平成29年7月15日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:ひとまち交流館京都 大会議室

参加者:64名

講演1 農林業と環境〜持続可能な社会のために
講師:三嶋 陽治 技術士(農業・森林・総監部門)
講演内容:持続可能な経済活動としての農林業と農地・森林の保全について
講演2 化学プラント事故−事故はいつでも冷却喪失から
講師:小澤 守 教授(関西大学 社会安全学部)
講演内容:冷却喪失は原子炉のみならず化学プラントでもボイラでも非常に重要な問題である。この講演では過去の事故を俯瞰し,同時にボイラを例として安全確保のあり方についてご講演頂いた。



平成29年5月度例会報告

開催日:平成29年5月20日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:ひとまち交流館京都 大会議室

参加者:92名

講演1 日出づる国のIoT
講師:坂東 大輔 技術士(情報工学部門)
講演内容:IoT(Internet of Things)とは「ありとあらゆるモノ」がインターネット接続することを指す。IoTの定義と基礎を詳しく解説を頂き、応用分野と最新動向 につき講演をいただいた。さらに、独自のご経験から「IoTは日本の夜明けへと通ずる」可能性につき述べられた。

講演2 技術士までと、なって学んだ思い出 −1964東京 オリンピックから2020東京オリンピック迄−
講師:石橋 伸之 技術士(電気電子部門)
講演内容:静大・高柳先生のご研究に敬意と憧憬を持たれ、放送技術の開発の道に進まれ、手掛けられた放送システムの解説と未来につきご講演をいただいた。さらに1964/2020年2つの東京オリンピックの間での幅広い技術者経験を踏まえ、技術者としての考え方、貢献の在り方等につき述べられた。




平成29年4月度例会報告

開催日:平成29年4月1日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:京都中小企業会館大ホール

参加者:81名

講演1 OTC医薬品の有効成分定量
講師:上地 里佳枝 技術士補(生物部門)
講演内容:薬局には様々なOTC医薬品が溢れています。競争が激化する中、製品を差別化するための特色ある剤形や多様な有効成分に対応するための分析技術について講演された.

講演2 知的システム構築の実学 −技術知識の構築とプロ意識−
講師:奈良先端科学技術大学院大学  木戸出 正継 名誉教授
講演内容:コンピュータとインタネットの進展で、実世界で動く知的なシステムが高度な社会ニーズに対応し、また新たな社会展開を先導すべく、設計・実装され稼働している。
材料・デバイスの基盤から装置・システムの応用までを理解し、多視点からの観察と最適化を必要としている。これらの知識構築とプロ意識の向上などについてご講演頂いた。


平成29年3月度例会報告

開催日:平成29年3月18日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:京都中小企業会館大ホール

参加者:66名

講演1 フッ素樹脂プラントの設計
講師:村上 和之 技術士(化学部門)
講演内容:フッ素樹脂のもつ性質及びフッ素樹脂プラントの設計業務について,講演された.

講演2 微生物の利用と検出
講師:池内 智彦氏(特別会員)
講演内容:微生物の利用では食物と競合しない第二世代の原料を用いたバイオエタノール生産を講演された。

講演3 技術系調査コンサルティングという仕事
講師:今宿芳郎氏(特別会員)
講演内容:技術系の調査やコンサルティングを生業としている今の会社に勤めて10年近くになり,業務事例を紹介され,仕事を進める上で大事な点を講演された。





平成29年2月度例会報告

開催日:平成29年2月18日(土)

開催時間:13時15分〜17時00分

場所:ひとまち交流館第4会議室

参加者:76名

講演1 化学物質管理の基礎
講師:森 隆司 技術士(化学部門)
講演内容:2002年に、WSSDで「化学物質が、人の健康と環境にもたらす著しい悪影響を最小化する方法で使用、生産されることを2020年までに達成する」という目標が設定されて以降、国内法規制だけでなく各国法規制も年々厳しくなっており、企業は適切な化学物質管理を実施することが求められている。今回、化学物質管理の基礎について説明して頂いた。
講演2 地方自治体による「持続可能なまちづくりについて」
講師:大野 一成 技術士(建設部門)
講演内容:戦後の高度経済成長期における都市部の人口集中・スプロール化、都市の拡散から人口減少、少子・高齢化社会、厳しい財政状況までのまちづくりの変遷と今後の「持続可能なまちづくり」について、豊中市を例に紹介して頂いた。
講演3 バイオミメティック・ナノ複合材の展開可能性
講師:岡本 秀穂 技術士(応用理学部門)
講演内容:昆虫の複眼、貝殻のような生態構造と機能を手本 として(生体機能模倣工学)、まずその構造要素の微粒子 が作成可能なマイクロ反応工学を紹介して頂きさらにこの要素から複合体への構築法を議論し、異質分野の結合の可能性についてご講演頂いた。



平成28年12月度例会報告
開催日:平成28年12月17日(土)

開催時間:13時00分〜17時00分

場所:ひとまち交流大会議

参加者:84名

講演1 東北復興支援「子ども理科実験教室2016」の報告
講師:川端 正詳 技術士(機械・総合技術監理部門)
講演内容:「東北こども理科実験教室2016」(10/8〜9,福島県郡山市)の実施状況及び結果について報告した。
講演2 自動ネジ締め機の変遷
講師:宇野 穣技術士(機械部門)
講演内容:講師の勤務先は講師の生地である綾部で創業した、ネジと自動ネジ締め機の両方を製造する世界で唯一の企業である。氏がこれまでに開発を担当された装置と自動ネジ締め機について紹介させるとともに、ネジ締め機の導入、現在の状況及び今後のテーマについて紹介された。
講演3 技術副知事としての8年間を振り返って〜技術的課題対応のあれこれ(橋下知事時代を中心に)
講師:小河 保之氏(前大阪府副知事
講演内容:太田房江、橋下徹、松井一郎という大阪府の3知事の下、2期8年間、副知事として仕えた当時の技術的な行政課題について、知事とのやり取りを中心とした話と、最近頻繁に発生している技術的な事での不祥事に関連して技術者としての矜持や考え方等について提言された。
   


平成28年11月度例会報告

今回の例会は(公社)日本技術士会近畿本部機械システム部会との共同開催

開催日:平成28年11月19日(土)

開催時間:13時00分〜16時30分

場所:京都中小企業会館大ホール

参加者:90名

講演1 生薬・漢方薬について
講師:伊藤 美千穂 京都大学大学院薬学研究科 准教授
講演内容:生薬とは動植物由来の薬用とする部分等であり、漢方薬や和薬さらにはハーブをも含む広い範囲のものである。近年漢方と西洋医学の融合により臨床医が西洋薬の副作用軽減等に漢方薬を用いるようになった。そのような状況において、国際疾病分類に伝統医学が加えられつつあるという現状について解説頂いた。
講演2 金属材料を微生物が腐食する?原因と対策と応用
講師:若井 暁 神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 特命准教授
講演内容:微生物腐食とは金属材料が微生物の活動又は存在により直接的/間接的に腐食する現象であるが、腐食性菌の全容が不明であるため診断技術が未確立である。その中で石油備蓄タンクからの金の検出に成功した事例もあり、微生物由来の腐食阻害剤を利用する研究や、金属廃棄物を原料とした水素製造の研究も検討されている。




平成28年9月度例会報告

開催日:平成28年9月17日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:ひとまち交流館・3F第5会議室

参加者:84名

講演1 マイクロ水力発電の動向
講師:仲田 哲雄 技術士 電気電子部門
講演内容:太陽光・風力に比べて稼働率が高く、注目を集めつつあるマイクロ水力の概要と技術開発動向についてご報告頂いた。
講演2 配線器具の進化について
講師:柴田 究 技術士 電気電子部門
講演内容:家の中のスイッチやコンセントの各種要素技術、センサや無線を搭載した高機能器具、グローバル化への対応等についてご報告頂いた。
講演3 積層セラミックコンデンサ用誘電体材料の材料設計の進化
講師:和田 信之 技術士 化学部門
講演内容:積層セラミックコンデンサの大容量、小型化を支えた、BaTiO3セラミック誘電体材料の技術開発についてご報告頂いた。




平成28年7月度例会報告

開催日:平成28年7月16日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:ひとまち交流館・3F第4会議室

参加者:82名

講演1 「水」関連技術の探索
講師:野口 宏技術士(建設、総監、環境、応用理学部門)
講演内容:全国各地で水関連の業務に携わってきた中で講師が探索してきた、水関連の技術について解説して頂いた。
講演2 水素利用技術の将来性について --健康から電池・消毒・防爆・武器まで--
講師:近藤 穆 技術士(金属部門)
講演内容:近年利用が盛んになってきた水素について、基本となる周期律表の話から、水素を頭に当てると白髪が黒髪に戻るのか、水素は爆発するのか、水素爆弾とはどういうものか、発生した水素の保存は出来るかという身近な話題と、燃料電池を始めとする最近の応用技術について講演頂いた。
講演3 火炎燃焼から無炎燃焼まで/エネルギー利用と環境
講師:鈴木 次郎 技術士(機械部門)
講演内容:「触媒燃焼や燃料電池」の開発経験を通じて”化学反応としての燃焼”について講演頂いた。



平成28年5月度例会報告

開催日:平成28年5月21日(土)

開催時間:14時30分〜17時00分

場所:ひとまち交流館・会議室

参加者:80名

講演1
「半導体洗浄技術」
講師:安井 研二技術士(機械部門)
講演内容:半導体製造は「汚染との闘い」とも言われるように,汚染を除去する洗浄工程が重要な技術であり,全半導体製造工程の中で占める割合は25〜30%である。半導体製造工程の概要と半導体製造の中で行われる洗浄技術についてご紹介して頂いた。
講演2
「高速電力線通信PLCの概要」
講師:長嶋 義明技術士(電気電子部門)
講演内容:高速電力線通信PLCは,ユビキタスネットワークを実現する有力技術の一つとして脚光を浴びた通信技術である。製品化に従事した経験から,PLC技術の実用化に向けた課題,及び応用可能性を中心に概要をご講演頂いた

         
 

平成28年4月度例会報告

開催日:平成28年4月2日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:京都市東山いきいき市民活動センター 集会室

参加者:80名

講演1
「歯車の基礎技術と研究事例紹介」
講師:小田垣 拓也技術士(機械部門)
講演内容:現代において工業の象徴である機械要素の歯車について、その関連技術と講師ご自身のこれまでの取り組みをご紹介頂いた。
講演2
「地域経営に役立つシンク&ドゥータンクを目指して」
講師:高野 高嗣技術士(建設部門)
講演内容:まちづくりや産業振興は「お上」から「市民・事業者に」移りつつある。この視点から地域経営に取り組んできた技術者としてのご講演について講演頂いた。
講演3
「リスクマネジメントと技術者倫理」
講師:椚原 弘技術士補(環境部門)
講演内容:昨今、中国天津での爆発事故やマンションの杭打ちデータ改ざんなどリスクマネジメントや技術者倫理の話題に事欠かない。今回、事故事例や技術者倫理のテキストに載っている有名な事例をベースに、リスクマネジメントについて、解説して頂いた。
         

平成28年3月度例会報告

開催日:平成28年3月19日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:ひとまち交流館・会議室

参加者:80名

講演1
「暴走反応とリスクアセスメント」
講師:橋本隆幸技術士(化学部門)
講演内容:化学反応での暴走反応についての事例を挙げ、暴走反応の対策(考察レベル)やリスクアセスメントについて、講演された。
講演2
「レーザ微細加工と装置技術」
講師:松本潤一技術士(機械部門)
講演内容:本薄膜PVとタッチパネルパターニングの事例について、講演された。
講演3
「ダムと桶」
講師:宮本博司氏 (特別会員)
講演内容:ダム建設と桶造りの体験を通して実感した共通点と相違点について、講演された。

     

 

平成28年2月度例会報告

開催日:平成28年2月13日(土)

開催時間:13時30分〜17時00分

場所:ひとまち交流館・京都大会議室

参加者:102名

講演 今回の例会は28年の最初の例会であり、特別講演として京都大学大学院の塩谷智基特定教授を講師にお迎えした。
内容は、アコースティックエミッション等の技術による建造物の非破壊検査をメインテーマとしてご講演頂いたが、非破壊検査という事もあり、建設関係者以外の聴講者も多く102名のご参加を頂いた。

講演タイトル:「インフラ構造物のi-NDT (先端非破壊検査)技術」

講師:塩谷智基 特定教授(京都大学大学院工学研究科/ 社会基盤工学専攻)

講演概略:インフラ構造物の老朽化が顕在し,少ない少ない予算で可能な限り延命化できる「予防保全」が必須のメンテナンス戦略とされている.「予防保全」の前提は軽微な損傷把握であり、今回は,インフラ構造物の現状を概観するとともに,超音波,AE,電磁波,光,そして画像などを利用した診断技術の基礎と最新の応用事例について講演頂いた.


    

        会場の様子           講演者の塩谷先生


講演会の後は、会場を河原町蛸薬師の「京風居酒屋 台所 てんや」に移し、ここでも74名の参加を得て、盛大に新年会を開催した。


       

                    新年会の様子


平成27年11月度例会報告

開催日:平成27年12月12日(土)

開催時間:13時30分〜16時45分

場所:京都市京エコロジーセンター シアタールーム

講演1
「鉄系材料の特性と鋳造プロセスについて」
講師:松野 進 技術士(金属部門)
私達の身の回りにある金属製品の大部分は、多様な鉄系材料で構成されている。本講演では、一般的に使用される鉄系材料(鋼、鋳造品)の機械的性質と組織の関係及び鋳造品の鋳造工程、更には金属材料と耐摩耗性の関係について紹介された。
講演2
「温暖化防止と環境マネジメントシステムの有効性 −規格改訂の動向−」
講師:西田 一雄 技術士(建設、環境、総合技術監理部門) NPO法人ISO有効活用センター
本年は9月にISO14001が新規改訂され、11月末にはCOP21が開催されるなど、地球温暖化防止と環境対応の新展開の出発年といえる。本講演では、EMSが環境対応の有効性に如何に関与できるか、規格改訂の意図を探りながらシステムの本質をについて解説して頂いた。
講演3
「小水力発電を地域の力で(小さな水の力で住み良い未来を)」
講師:奥村 一 技術士(建設部門) 京都技術士会顧問(前副会長)
原発事故を機に、自然エネルギー発電への期待が高まっている中、小水力はCO2排出が極めて少ない地域密着型の電源といえる。特に農村や漁村等の地域の力で行うことにより雇用を創出し、地産地消により過疎化を防ぐとともに、京都議定書を守る一助となる。小水力発電の実例を示しながら、将来に向けたベストマッチについてご講演頂いた。





平成27年11月度例会報告

開催日:平成27年11月21日(土)

開催時間:13時30分〜16時45分

場所:京都市東山いきいき市民活動センター 集会室

講演1
「透明導電膜の基礎と応用展開」
講師:水谷 拓雄技術士(化学部門)
ご講演では、、前半では透明導電膜の普段の生活における用途や使用される材料と特徴について、後半では透明導電膜用に用いる導電材料として近年急速に開発が進められている導電性ポリマーの開発動向と応用展開について、業務内容を交えて解説をいただいた。
講演2
「工業薬品商社(中小企業)の仕事について」
講師:羽田 一弘氏(特別会員)
講師自身が過去30数年に亘り従事してきた工業薬品商社での仕事について、経験を交えながら活動の紹介があり、さらに工業薬品商社の商取引の流れ、特に商品としての工業薬品の特徴や販売上の留意点について詳細な解説をいただいた。
講演3
「技術士による東日本大震災復興支援   子ども理科実験教室2015inいわき」の報告
講師:川端 正詳技術士(機械・総合技術監理部門)
京都技術士会RST有志を中心に、10月例会行事として10/10・11の2日間、東日本大震災復興支援事業として通算4回目となる小学生向けの理科実験教室が福島県いわき市で開催された。これまでの振り返り及び今回の実施概要について動画も交えて報告が行われた。



平成27年9月度例会報告

開催日:平成27年9月12日(土)

開催時間:13時30分〜16時45分

場所:京都市東山いきいき市民活動センター 集会室
講演1
「たたらと日本刀の科学技術-----変態・熱・力学の応用」
講師:井上 達雄氏 京都大学名誉教授 工学博士 現埼玉工業大学教
日本古来の製鉄法である、たたら製鉄が日本刀の製造に大きな影響を与えた事や、その切れ味を生み出す強靭性としなやかさを生み出すための独特の焼き入れ方法について分かりやすくお話し頂いた。また、日本刀の持つ技術品としての美しさの中でも、刃の紋の持つ技術的な意味合いに奥野深いものがあることも学んだ。
講演2
「水インフラ施設におけるストック需要の特徴と施工事例ご紹介」
講師:進 博己 技術士(機械部門) 積水アクシア株式会社
今後拡大すると予想される水インフラ施設のストック市場に対する取り組み、および現在目指している工場包括受注の取り組みについて、施工事例をご紹介頂きながら、説明して頂いた。また、東京オリンピックに向けての、インフラ整備にも欠かせない技術であることをご紹介頂いた。





平成27年7月度例会報告

開催日:平成27年7月4日(土)

開催時間:13時30分〜16時45分

場所:京エコロジーセンターシアタールーム
講演1
「道路、鉄道の維持管理業務における画像処理技術適用事例」
講師:深谷 典行 技術士(情報工学部門) 株式会社エルゴビジョン
道路や交通分野における施設の老朽化は近年大きな問題となっているが、今回のご講演では、道路のひび割れや、鉄道の線路沿いの障害物等をビデオ撮影して画像処理することにより、より正確に劣化の進行状況や障害物の状況を把握する技術をご紹介頂いた。現場からの要請により、画像の解像度アップによる情報量の増大や、過去の画像との比較による進行状況の把握等に苦心されている様である。
しかしながら、非常に重要な技術であり、社会のインフラを支えるためにはなくてはならない。画像処理による自動化が、異常事態の早期発見に大きく貢献していることが、事故を未然に防止することにつかがっている。益々の技術発展が望まれる。

講演2
「移動体通信システムと通信トラヒック工学」
講師:佐竹 孝 技術士(電気電子・経営工学) 日本電信電話株式会社
我々になじみの深い移動体通信=携帯電話の歴史と最新技術の動向に付いてご講演頂いた。
移動体通信というと、古い方なら自動車電話から始まり、肩からぶら下げる形の携帯電話を思い出されるかもしれないが、一般に普及し始めたのはムーバと呼ばれる、片手で扱える機種が登場してからだと思うが、これがさらに進み、デジタル化して通信速度も驚くほど早くなている。それでも通信業者から見ると、まだまだ技術は進歩する様で、扱える通信のデータの量も益々大きくなっている。
今後に期待したい。

講演3
「バイオマスの不思議:無から有を作りだす不魔力」
講師:近藤 義和 技術士(繊維部門) 工学博士 京都工芸繊維大学教授
講師は最近まで沖縄大学でバガス(サトウキビの搾りかす)の応用を研究されていたとの事である。バガスは廃棄物として、製糖工場のボイラの燃料や、土壌改良材、家畜の試料としての使われ方しかなかったが、バガスの持つ多孔質という特性を生かした応用により、バガスをフィラーとしてプラスチックに混入させ、防振性や耐熱性を向上させる研究や、太陽光吸収・蓄熱材としての応用についてご講演頂いた。
我々京都近辺に住むものにはバガスは、馴染みの無いものであるが、バイオマス工業材料として、今後の工業製品への応用が大いにに期待できる。



平成27年6月度例会(見学会)報告

開催日:平成27年6月13日(土)

開催時間:13時20分〜16時45分

場所:朝日新聞大阪工場
今回の見学会は、(公社)日本技術士会近畿本部機械システム部会との共催で開催された。当日は梅雨の季節にも拘らず、天候に恵まれ集合場所の阪神野田駅前から見学先へもスムーズに移動出来た。
12時30分に集合し、出欠の確認を終えたのちに見学先へ移動した。今回の見学会参加者は合計79名となった。
13時過ぎに工場へ到着し、人数が多いため4班に分かれての見学となった。2組に分かれてDVDによる工場の説明を聞く組と、見学する組に分かれて見学会を開始した。
見学に先立ち、グループ単位で記念写真を撮影し見学現場へ向かった。重さ約1.3トンの巨大なロール紙が4階の輪転機まで運ばれ、その後輪転機で印刷されて切断され折られて販売店へ送られる工程を見学した。
途中で旧式の鉛の活字を転写して原版を作成する工程や、最新のレーザを用いて原版を作成する工程の比較や、各工場に特定のマークがあり、どの工場のどの輪転機で印刷されたものかを識別するマークが第1面Iに印刷されていることなどを解説してもらった。
見学を終えて最初に集合した会議室の戻ると、見学前に撮影した記念写真を使用して、見学会「号外」が発行され、参加者に配られたがそのスピードに一同大変驚いていた。
見学会の後、この工場を運営されている潟gッパンメディアプリンテック関西殿のご担当者から、工場のコンセプトや、最新の印刷技術についてのご講演を聞くことが出来た。
普段何気なく接している新聞であるが、改めて事件・事故の発生が翌日には印刷物となって各戸に配達されるシステムのすごさを実感した一日であった。


参加者の記念写真





平成27年5月度例会


開催日:平成27年5月23日(土)

開催時間:14時00分〜16時45分

場所:ひとまち交流館京都第5会議室
講演1
1.「海外での技術業務と技術士の役割 」
    講師:パナソニック 古川功技術士(機械部門)

講師は、燃料電池と太陽電池の生産技術がご専門であり、.これまでに経験された豊富な海外における工場の立ち上げをもとに、海外でのプロジェクトの難しさや、ご苦労話をもとに技術の海外業務のあり方や、展望についてお話された。

講演2.「水素・燃料電池の開発状況と国際標準化(ISO, IEC)について」
    講師:山梨大学 客員教授 田島 収技術士(機械部門)

講師は講演1の古川技術士と以前同じ会社にお勤めで、旧知の仲という事である。
氏は入社以来燃料電池がご専門で、各種委員会の委員を歴任されるなど、日本の燃料電池の発展をリードされて来られた。今回のご講演では、燃料電池を用いたエネファームの事や、自動車用の燃料電池の今後の動向等をお話頂いた。