社会を動かす、エンジンでありたい


   
◆ 活動の趣旨

 2011年に発生した東北大地震では、大自然の驚異に対する人間の力の無さ、無力さを改めて思い知らされるとともに、復興に際して人間の「絆」や「知恵」の素晴らしさについても、改めて考える機会となりました。
 東北地方の復興はもちろんの事、日本という国また世界の発展と持続性には、将来地球という惑星を背負って立つ子供たちの存在と技術発展が不可欠です。
 残念なことに、その子供たちの理科離れが進んでいるという事実は、我々技術者にとっては看過できない大きな問題と考えています。技術プロである我々技術士がこれらの問題に対して何が出来るかを考えた時、自らが業務で培った実体験と専門知識をもとに、理科がどのように社会に役立っているか、どんなに大切か、どんなに楽しいかを実験や工作を通して子どもたちに実感させ、未来に夢と希望を持つ創造性に富んだ理科好きな子供を育てることが我々技術者の使命と考え、京都技術士会のメンバー有志による理科支援チーム通称RST)を中心に2006年から活動しています。
 
 地球の未来を背負って立つ子供たちが理科楽しさを知ることで、将来技術者を目指し、日本或いは世界の科学技術の発展に寄与するような人材が育つ事を期待しています。
 今回の理科教室が、子どもたちが理科好きとなる一助となれば幸いです。
 また東日本大震災翌年の2012年より私達京都技術士会有志約20名で東北の震災地を訪問し、理科実験教室を開催しています。初年度は宮城県七ヶ浜町と仙台で、翌2013年には会津坂下・会津若松、2014年会津若松地区と喜多方など福島県の各都市で理科教室を開催し、微力ながらも東北地方の復興のお手伝いをさせて頂きました。
 
◆ 祝! 化学コミュニケーション賞受賞
京都技術士会理科支援チームは、長年の「こども理科実験教室」事業に対して、2020年度の化学コミュニケーション賞を受賞いたしました。




◆ これまでの活動実績
年度 京都 滋賀 向日市 東北 その他 報告書
教室 参加者 教室 参加者 教室 参加者 教室 会場 参加者 教室 参加者 教室 参加者
2023 8 410 4 138 5 52 8 郡山市 206 - 25 806
2022 8 402 4 102 4 43 7 会津坂下町 150 - 25 697 京都滋賀東北報告書
2021 10 142 4 60 3 31 6 富岡町 76 6 20 29 229 京都滋賀東北報告書
2020 0 0 0 0 0 0 0 - 0 1 20 1 20 -
2019 10 323 4 140 3 106 4 いわき 118 7 477 28 1164 京都滋賀東北報告書
2018 10 298 4 144 3 57 14 福島・大船渡・陸前高田・気仙沼 348 5 217 36 1064 京都滋賀報告書
東北報告書
2017 18 583 8 278 5 57 8 郡山 138 3 73 42 1129 京都滋賀報告書
東北報告書
2016 18 526 8 284 5 132 8 郡山 212 - - 39 1154 京都滋賀報告書
東北報告書
2015 12 403 8 256 5 173 8 いわき 254 - - 33 1086 京都滋賀報告書
東北報告書
2014 12 329 8 227 5 149 8 会津若松・喜多方 173 2 22 35 900 京都滋賀報告書
東北報告書
2013 12 312 8 232 5 150 8 会津坂下・会津若松 133 4 60 37 887 京都滋賀報告書
東北報告書
2012 12 328 8 148 5 149 12 仙台・七ヶ浜 370 - - 37 995 京都滋賀報告書
東北報告書
2011 12 364 8 160 5 135 - - - - - 25 659 京都滋賀報告書
2010 6 198 4 136 - - - - - - - 10 334 京都滋賀報告書